ハンドルネームの由来を公開する

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誰に聞かれたわけでもないが,ハンドルネーム(Aさん)の由来を公開しようと思う。ツイッター上で現在のフォロワーと交流するようになって久しいが,誰かにこの話をしたことはないと思う。

 

①中学校に入学したばかりの頃,ツイッターを始めようと思い立つ。ツイッターをする上で当然ながらハンドルネームを決めなければならず,どんな名前にしようか考える。
(※)厳密には,ツイッターを始める前に利用していた交流サイトでのハンドルネームを流用した形なのだが,本筋には関係ないのであまり気にしないでほしい。

②熟慮の末,とある名詞を英訳したものをハンドルネームにすることが決まる。「とある名詞」が何であるのかは恥ずかしいので省略するが,中学生にありがちな相当痛いチョイスであった。ここでは仮に,同じくらい痛々しい名詞を例に「殺人鬼」としておく。

③ただ,当時は中学校に入学したばかりで英語のことなど一切分からなかった。「"殺人鬼"って英語でなんて言うんだろう?」その疑問を解消すべく,Google翻訳に「殺人鬼」と入力する。

Google翻訳に "A murderer" と表示される。周知のことだが,この "A" はいわゆる「不定冠詞のa」であり,数えられる名詞の単数形であればどんな名詞にもつくものである

⑤しかし,上記の通り当時は英語の知識が皆無だったので,「へ~,"殺人鬼"は英語で "A murderer" って言うんだ!」と思い込んでしまった(もちろん間違ってはいないのだが,ハンドルネームにするのであれば単に "murderer" とするのが適切であることは言うまでもない)。そこで,ハンドルネームは "A murderer" に決定する。

⑥時間の経過とともに中学校での英語の学習が進んだ結果,④下線部の事実に気付き,"A murderer" という(無知によって生まれた)ハンドルネームを恥ずかしく思うようになる。

⑦自らの無知を悟り,ハンドルネームを修正することを決意する。順当にいけば "A murderer" から "A" を削除して "murderer" となりそうなところだが,「殺人鬼」を意味するハンドルネームが相当程度痛々しいということに薄々気付いていたのもまた事実であった。

⑧結果として,"A" ではなく "murderer" の方を削除して "A" を残すというコペルニクス的転回に行き着く。ただ,1文字だけでは殺風景なので,景気づけに「さん」でも付けておくか,という配慮のもと,新たなハンドルネームは「Aさん」に決定する。

 

以上のような経緯である。成立の過程を考えれば「えーさん」ではなく「あさん」と読むのが本来のところなのだが,前者の読み方のほうが遥かに自然なので,現在もその読み方で通っているし,自分でもそう読んでいる。

自分から発表しておいて何だが,恥ずかしいのでこの記事はそのうち消すかもしれない(照)。