寒くなりすぎ

今日は特に卒論を進められなかったが,代わりに来週の授業の準備をしていた。この授業は文芸翻訳の授業で,今日初回授業(といっても,オンラインのチャットで他の参加者の訳についてコメントし合うという形式)があったのだが,これがかなり楽しかった。自分の訳について人からコメントを貰えるのは嬉しいし,人の訳文を読むのも面白い。大学で人と関わることが少なすぎて,こうした授業でのやり取りの中に喜びを見出しているのかもしれない。

などと真っ当らしいことを書いたが,このような喜びは実際にはそれほど純粋なものではなく,ただ単に自分は人一倍翻訳に興味があって,訳文も平均的な受講者よりは多少うまく書けているという優越感を「喜び」と錯覚しているだけなのかもしれない。よく「上手いか下手かなんて関係ないぜ!みんなで楽しむのが一番だぜ!」的な言説を目にするが,こういうことを言っているのはたいていの場合「上手い」側の人間であり(「下手」側の人間が同じことを言っていたら,多かれ少なかれ下手であることの言い訳のように聞こえてしまうと思う),綺麗事にすぎないな,と思ってしまう(性格が悪い)。要するに,「好きこそものの上手なれ」と言われるが,実際にはその逆ではないか,という話である。

よくわからないことを書いてしまったが,明日は昼から用事があるので,歯を磨いて寝る。